今年、各ブランクスメーカーさんがラインナップに加えてます新しいタイプのブランクスです。
サーフボードのブランクスは通常、「木」のストリンガーが使用されますが、「木」のストリンガーの代わりに「硬質のウレタンフォーム」をサンドイッチしたものです。
上の写真の真ん中の黒い部分が「硬質ウレタンフォーム」で両サイドの白い部分は通常の「EPSフォーム}です。
「硬質ウレタンフォーム」を使用することで「木」のストリンガーよりもサーフボードがしなってくれます。
ですが、このままではしなり過ぎてしまうのでボトムの前足付近にカーボンテープを入れてラミネートし、しなりを調整します。
これにより、EPSボード独特の軽く反発のよい部分とポリウレタンボードのようなしなりと粘りが出て伸びのあるターンが可能になります。
TEST BOARDは「Zippy」のRoun Tail
5’7”x19 1/8”x2 1/4”
両サイドのEPSの部分をアーミーグリーンにブラシしました。
何度かテストライドした感想は
EPSの軽さ故の「早さ」と「しなり」のタイミングのバランスが難しいです。
スモールウェーブでの使用時よりも少しサイズのある時の方がボードをしならせることが出来るのでスピードにのせやすかった。
そのしなりのタイミングがわかってくるとすごいスピードとターンの軽さレスポンスの良さを感じる事が出來ます。
パンピングするとブレーキがかかったようにボードが止まります。
ポリウレタンのボードとはまた違った乗り方が必要になってきますね。
もっと乗り込んでみたいと思います。
(ボードがムラサキ色っぽく見えるのは紫外線でエポキシ樹脂がムラサキ色に見えるためです。)